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マネジメントシステム規格への気候変動の配慮追加に関するご案内

2024/03/21

このたびマネジメントシステム要求事項の変更が一部あり、その内容について以下の通りお知らせ致します。
最新版ANNEX SL(マネジメントシステム規格の共通要求事項)の発行に伴い、すべてのマネジメントシステム規格に要求事項の追加が発表されました。通常の場合、要求事項の追加等はマネジメントシス テム規格の改訂時に行われ、一定の期間を持って適用されるケースが多いですが、ISO(国際標準化機 構)とIAF(国際認定フォーラム)の協議結果として、すぐに適用ということが、この3月に決定されました。

追加された要求事項(2つの新しい記述)
4 組織の状況
4.1 組織及びその状況の理解

組織は、組織の目的に関連し、かつ、そのXXXマネジメントシステムの意図した成果を達成する組 織の能力に影響を与える、外部及び内部の課題を決定しなければならない。
追加:組織は、気候変動が関連する課題かどうかを決定しなければならない。
4.2 利害関係者のニーズ及び期待の理解

組織は、次の事項を決定しなければならない。
- XXXマネジメントシステムに関連する利害関係者
- それらの利害関係者の、関連する要求事項
- それらの要求事項のうち、XXXマネジメントシステムを通じて取り組むもの
追加:注記 関連する利害関係者は、気候変動に関する要求事項を持つ可能性がある。


4.1項と4.2項の要求事項の全体的な意図は変更されませんが、マネジメントシステムの有効性に影響を与える外部及び内部の課題と関連して新しい文言(追加事項)を反映し、気候変動に対する内容がマ ネジメントシステムに反映され、認証組織が考慮すべき外部課題の一つであることを明確にするためのものです。

この事項は、環境マネジメントシステムだけでなく、すべての規格に適用されます。したがって、今後の審査においての4.1「組織及びその状況の理解」及び4.2「利害関係者のニーズ及び期待の理解」では、上記の追加された内容についても確認させていただくことになりますので、ご対応について宜しく お願い致します。

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